星と自分が一直線になる/
ぽえむ君
こんなに寒い夜だというのに
星空はどこか温かい
立ち止まって眺めれば
点と点は線になる
こんなに距離が遠いというのに
星空はどこか近い
目を凝らして眺めれば
どこかとどこかがつながっている
どの星も
自分を見ているようで
それが不思議とうれしくて
部屋に入らせようとはしない
どの星も
自分に見られているようで
それが不思議とうれしいのか
瞬くことをやめようとはしない
星と自分が一直線になる
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