贖罪の羽/ルーファウス=フレデリカ
ままでいいのです。幸せも不幸もどちらも望まない。」
―それが少女にとって幸せであり、矛盾する事でしか自分を生かせない。
―見えているのは現実か、幻想か。
―自分を置き換えることもなく少女は祈り続けた。
「ウォッチャーより報告を申し上げます。
彼女の姿が消えました。
現在全勢力を注ぎ探しています。 」
これが少女の選択だった
降り注ぐ星空の下
途方も無いたびを続けた
それが不幸か不幸でないのかは
誰も知らない
少女ですらそれがどちらかは
知る術もなくただひたすら
意味と理由を見つけるため
紅く揺らめき燃える水面に
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