「罪、弱さ、苦しみ、愛、そして価値」/広川 孝治
与えるべき安心感を子に与えなかった親の罪
親の責任とは何かを教えずに育ててしまった親の親の罪
子供には何が必要なのかが明確にしない社会環境の罪
子への思いやりより自分の感情を優先させてしまう親の弱さ
自分が受けたことと同じものしか与えられない親の弱さ
弱さを許容し受容し根強く存続させる社会の弱さ
罪と弱さという針の筵にくるまれて育つ子供の苦しみ
心の傷から見えない真っ赤な血をほとばしらせ生きる子供の苦しみ
自分の存在の不安定さに揺すぶられながら生きざるを得ない子供の苦しみ
それら全てによって作り上げられたあなたを求める人の愛
その不安定さ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)