【 愛しい風 】 - いとしいかぜ -/豊嶋祐匠
 









愛しい



風は



誰にも、吹く






けして



同じ様ではないが






自分に



似合う風



求める風は






必ず



吹くものなんだ












待つ



風が



吹かなければ






自ら



走って



風になれ












愛しい風



愛しい人は






時には



突風のように



現れるが






その風は



君自身でも、あるのだから。












戻る   Point(0)