ミザルキカザルイワザル/
蒼木りん
いつも眠たいだけの目が
パッと開くような
あなたが放つ言葉
矢のような
熱い
冷たい
言葉
眼差しの
赤
青
黄色
無視できない
みんなでやればこわくない
自分を守る勇気も
あなたを護れる自身もない
ミザルキカザルイワザル
でも
わたしだけの私じゃない
ひとりで生きてゆけるなら
冷蔵庫の
あのさつまいもも生姜も
腐らせずに済んだだろうに
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