いつか貴方とポエットを。/ユキムラ
戴けるかしら…?
そうしたら貴方、あたしになんて目もくれず、お部屋を出て行かれましたね。
…そう、あたしは自分の意思で、都合で、勝手に考えてはいけなかったのです。
ごめんなさい。きっともう、二度と致しません。
あたしは貴方のお人形。あたしは貴方のお遊具。
どうかこれからも、貴方だけの為に生きてゆくあたしでいさせて下さい。どうかもう一度、あたしの髪を撫でて、微笑みを下さい。それだけであたしは、この世の誰よりも幸福を感じる事が出来るのですから…。
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