散文詩「パラダイス イン ミヤコ」/アハウ
。そし
て来世また再び出会う、その時この自然が海辺が人の手で(開発の
名のもと)荒らされ見る影も無かったら・・・「天国の海辺で戯れる」
という追憶を成就するのは彼女の私の義務なのだ。だから私達はこ
の島へ来た。そしてこの天国の風景を私は見つめそして守る。アダ
ムとイヴの楽園を見守った天使のように。そのように思念した私に
まさに天使は宿るのかもしれない。この天国のような風景の中、波
打ち際で戯れる彼女の姿。毎日毎日飽くことなく波は寄せ、この場
所に永遠は宿る。飽くことなき美で満たされていること。外界であ
る風景も人の内界である心も。彼女は波打ち際。私は木陰でこの場
所を感じ、大き
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