「ありがとう。 ごめんね。」/わら
 
地上2階の窓ぎわのカフェ

いまもアナタが目の前にいること

「つかれたなあ」なんて、声をそろえて笑いとばして

いろんなことを思い出してね。

ぼくが知らなかったことも、
ぼくが知らないと、思っていたことも、
あなたは聞かせてくれてね。

「結局、彼のことが忘れられないんだ」って、
あなたは うつろな目で言う。

「そうか。まだかあ。」って、
ぼくは、上っ面の笑顔でつぶやく





ぼくが、こんなにも想っていた あなたは、
そんなにも、彼のことを想っている

ぼくは、にくらしいほどに、
彼になってみたかった

「結局、情けないところも好き
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