「それでも空は青かった」/Taka★Hajime
 
全てのものを否定したあの時代

意地っ張りで負けず嫌い。

いつの間にか孤立したアノ時代

それでも空は青かった。

生まれてまだ19年。

それでも同じ空を見続けてきた。

時には雲ってしかめっ面。

時には雨を降らせて泣きっ面

時には雪を降らせてしおれ顔

それでもきれいな空は来る

雨がやんだとき、ちょっと湿っぽい風がたまにいい

雲の隙間から見せる空は、泣き顔見せるのが恥かしくって。

雲の隙間からこっちを見てる

僕が最後に泣いた夜。

外も心も大雨で

それでも次の日泣疲れ。

上を見上げて空を見る。

眠気眼で目に日がしみる。

それでも空は青かった。

空がくれた少し湿った寒い風は

今日の僕を作ってくれた。

何もいわない青い空

僕も何も言わずに、

上を向いて、ただ一人、歩き出した。
戻る   Point(1)