無題 3(TETRIS)/
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散乱するテトリス/展覧さる璃とす
(さんらんするてとりす/てんらんさるりとす)
トリスは決して居ないテトラを口にしない。
それは沈黙にも似た餓えであった。
テトラは必ず、いつか逃げ場のないほど正確にこの埋め合わせをしてくれるだろう。
だけれどもそのときは、空白という空白を残して二人は消えて無くなるのだ。
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