please Call ME please/李伍 翔

Ru ru ru ru ……
もう 何度目かの列車を見送って
呆けているんだ 僕。
鳴るはずの 無い ケータイを
ポケットの中で
弄りながら
目の前で 扉 が閉まり
君の 横顔 見送って
「サヨナラ 。」 も言わずに
ただ 見送って
結構 淋しがり 屋 なんだ
こうして 反すう して
記憶 の 君
とりだして
呆けてるんだ
時折 聞こえる
発車の ベル が
着信を 告げる
音に 似ている なんて
馬鹿なこと 考えながら
タバコに 火をつけた。
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