いとしいきみへ/
 
小さな手に握られた指が
   離せなくて 
ずっと寝顔を 見ていたい

   不思議な感じ
 何もかも違ってみえる
 
 些細なことが嬉しくて
 ちょっと照れくさくて
 
 頭を小突かれるまで
 ニヤニヤ眺めてた 

 でも止められなくて
 笑いをかみ殺すのに

   必死だった



  桜が降り注ぐ
          朝の出来事
戻る   Point(3)