星空の下で/
月
振りかえるとそこには何もなく
暖かい風が体を包み込んだ
ずるい ずるい ずるい
止まった時が動き出した
まるで氷が解けるかのように
溢れ出る涙が止まらない
口を押さえてても嗚咽が漏れる
止めたくても止まらない
泣いて 泣いて
子供に戻ったように泣きつづけた
いつか 笑える時がくるのだろうか
そんな日が…
いつか 心の底から笑えるなれるといい
でも今は無理だ 出来ない
がんばるから がんばるから
今だけは おもいっきり
泣かして
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