消えてしまったひと/杉菜 晃
これは特定の人を指して書いたものではありません。
私たちの周りにはある日、それこそ不意に姿を消してし
まう人がけっこう多いのではないでしょうか。この現代
詩フォーラムでも、気振りにも見せずにいて、いきなり
消えてしまう人がいます。
現にこの拙詩にポイントを投じて喜ばせておきながら、
翌朝にはポイント諸共どこかに消え失せてしまったので
す。検索で探し回っても見つからず、ハンドルネームの
ため追跡は不可能。おそらく聞こし召して会議室にでも
出かけ、舌戦となり、こんな奴の名前を度々見なければ
ならない所になんかいてやるか、とばかり行方をくらま
してしまったのでしょう。
ある
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