守り/茉莉香
 
目の前の言葉は
私の見たくなかった言葉

知らなければ笑えたのに
顔は強張り手は震える
信じたかった疲れきってた

言葉は呪文元には戻れず
呪いはずっと心の底へ
不安嘆きの扉を開けて
私は迷い戸惑い歩く

貴方の言葉を守るつもりが
もう駄目なのと呟くと
心の扉をしっかり閉じて
もう誰も入れない

誰が何を言ってきても
もう聞かない私は守る
自分自身をこの心を

貴方ももちろんもう入れない
もう永遠に入れない




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