愛撫/はらだまさる
はどうしてもきみからおおくをてにいれようとしちゃうけれどぼくにだけはまどわされないでよぼくはきっとやわらかいけものなんだよきみはきみのままであってほしいんだそうなんだよすきだよすきすきすきなんだよいまこのしゅんかんにきみをぺろりとたべてしまうようなけものなんだよやわらかいけものさちいさなちょこれいとみたいにたべてしまうんだよしらないからねしらないよきみがおとこのこでもおなじだよおなかいっぱいのいっぱいになるまでたべちゃうんだこわいよなでもだきしめたいんだそしてだきしめたままねむりたいんだきづかないままわからないまませかいをだきしめてたべてしまうんだやねのうえではなしあってるねこやなんかとおんなじようにびぶんもせきぶんもまるくすもろおとれっくもさてぃもでぃじゅりどぅももりあおがえるもわからないけれどただひとつだけぼくにはわかるんだよきみがすきだってきみにしあわせがおおくありますようにえがおがおおくふりそそぎますように。
戻る 編 削 Point(3)