とうだい/玉兎
 


ぼくらは
まえにすすむだけじゃなく
ときおり
あわい
あたたかな
ひかりに
こころを
むける

その
あかりは
ぐるぐる
まわり
いっしゅんぼくを
みすかしてゆく

あの
あかりは
ははのようだ

あの
あかりは
ちちのようだ

だから
ぼくは
おおうなばらで
ときおり
あのひかりに
ひきよせられるのかも
しれない


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