4時間/蒼木りん
 
この雨で
なにかが流れてしまえばいいと思う

あと4時間眠った後に
嘘のように晴れないかなと願う

季節は
この先はもっと身体をいたわれと言う


では

こころは



考えること
想うこと
気が付けば
息切れて
頭とこころが休む暇をほしがっている

赦されることと
許されないこと
事なかれの逃げ場

時の波に流されて
掴むものさえ無いと
諦めてた

だって
息をすることだけで
精一杯だったから



しばらく

誰でもない人になれないものかな


たとえば

たったの4時間だけでも



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