寝具er-K氏/
六崎杏介
彼hateた斜電灯が天井を裏返し
燦々と放る-ド-
彼hateた毛布から覗くifのナイフが
裂く-レ-意図
彼hateた電話の線は慢月に断絶し
しばし凍る-ミ-
彼hateたグラスに炭酸水と感嘆苻を
一滴-ファ-っと
彼hateた果実の写実を齧り
手を伸ばし取る-ソ-
彼hateた皮膚の比喩から絞り出す
次の-ラ-吸うと
彼hateた寝具のsongがシーツに
種蒔く-シ-何時?
衰弱遊戯の志向する、完璧な寝室は
未だ踊って眠れ無い。
戻る
編
削
Point
(1)