月曜日の昼下がり/Keico
プレハブ小屋の下で会おう
昼過ぎにはきっともう
空に二つの花が開く
チューニングは済ませておいたよ
音を確かめるように
私はポップコーンを口に運ぶ
ちょっとずれていたかしら
急いでやったから
楽譜も散らかりっぱなし
わかっているよ
私の背中は君の背中の二分の一
ちゃんとしていたつもりが
穴だらけのセーターみたいな自分
そんな私でも
君に頼られたい気持ちは二倍ある
傷つくのが怖いなら
逃げる前に棘を私に投げてよ
そしたら全部
甘い角砂糖に変えて
コーヒーに溶かして飲んであげるよ
十一行文になった想いを君に告げようと
私はポップコーンをとる手を止める
君はそのきらきら光るアルペジオ
ずっと弾いてて
明日も一ヵ月後も再来年も
側で聞かせて
雨とギターの音色に混じって
今話すから
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