海辺の狐/
まれ
君に会いたいのは 夢を
差し込むから ぼくの額からきみのおでこへ
僕がここにいるのは決められたから
赤の他人に 座っていろと命令を受けたから
そのまま留まり続ければ
春訪れるだろうと 空を見て
このままでいて と君に
懇願される類の妄想とコントを演じている
僕の脳からきみのノーへ ノックノック
窓は開けておいて その翼で逃げないで
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