√マングローブに刻まれた”我是一隻妓” 〜僕と酢蛸の七拍子〜/人間
 
甘い罠の親戚一同を集めて、SMお互いの葬式をしめやかに、明日


そして、誰の目も見ずに過ごす一日の中で何度も
僕は向かいのビルの屋上から飛び降りた。
僕は青信号の交差点に飛び出した。
僕は作業着を着た二人組みの魔王に針金で出来たマングローブの森へと連れて行かれた。
それは、
自分以外の全ての人間が成功している世界、
あるいは、
失敗している全ての人間が自分である世界、
想像上の、
どちらでも同じ。




 ●なな『無』


僕は酢蛸ラサッサ嬢と254.8bpmの7beatで首を絞め合って、
炎上する√マングローブの中でひたすら正しくなる明日未明、
ピンク色の海に奴隷蟻関数を刻んだら猥ら沈むガソリン。
勿論、オッカム社製の剃刀で。燃えるヤエヤマヒルギ笑う。
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