√マングローブに刻まれた”我是一隻妓” 〜僕と酢蛸の七拍子〜/人間
ヤエヤマヒルギ、ピンク色の人影、夕暮れ報われない。
・他人の頭蓋骨に足を突っ込んで上に行く時間、処世の地層に根付く怨恨が吸う澱粉、これで3分。
・気力だけ空回る火の車、拘束道路に縛りつけられて両脇を走る車のヒッチコックとヒッチハイク。
・銀窓の少女が肉屋のように身からグルコース100g98円で売りさばく様子を盗撮する私服警察官。
・一方、浮力の足りない者は水面に向かって沈みながら世界に見捨てられていく。
・ぬかるむ子音、思春期の領収書、可愛い鉄格子に許されぬブーケガルニ、かける2の二乗で死。
―まとめ―
稼動すると憂鬱になる根が底部、荒くて蝶々千切れる。
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