セロリサディスティックバンド/純太
 
セロリは食べたくない

俺の眼前にセロリが出てきた空間は
覚醒と蹂躙のプレリュード
でも あの
他者が食べてる様から醸し出す
俺だけが感じる音は好き
水が注がれた透明のガラスのコップに
入れられている長いスティック状を
食べてくれているなら
なおのことよろしい

365日の中の選ばれた日
家族や仲間は俺の前で
セロリを食べて歓喜する
そして俺は寒気(かんき)

さすがの宇宙も味方せず
俺の銀河系の一片が
擾乱をしながら鳴り出す
 
カモーン!

カンキ!カン!カン!

歓喜!寒!歓!

寒気!歓!寒!

その時、俺の頭の中では
ドラ
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