歌は詩となり詩は歌となる/ぽえむ君
 
通りゆく
たわわな枝の柿の実は
豊かな秋と心実らす

歩みゆく
連なる虫の声を聞く
奏でる秋と心響かす

鳥が舞い
遠い空へと消えてゆく
秋の広さに心飛び立つ

木の葉揺れ
風の呼ぶ声耳にする
秋の深さに心染み込む

夕暮れを
一人静かに眺めれば
歌は詩となり詩は歌となる
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