世界一、平和な戦争/Keico
武装しろ
タオルは忘れるな
攻撃がきたらすぐに飛べる靴で
喉が渇いたら水分補給
心が乾いたら叫べばいい
虚ろな目で空を睨んで
泣けない日々を送っていた
自分が敵なんだ
汗の砲弾がフロアを濡らし
ライトは目を焼こうと動き回る
後ろから迫る大群に怖気ついてはならない
宙を舞う人影の下敷きになってはならない
血を垂れ流したまま殴って
腐った言葉を吐いていた日々を
拳に全部詰め込むんだ
手をあげる場所は此処
狭い戦場で飛び跳ねる体
バスドラムの音で
いざ、戦闘開始
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