ミッドナイト・ガーデン/−波眠−
 



「信じるってことに結構もちょっともないと思うよ。」

まじりっけのない水のような一言を

就業時間にもかかわらず

惜しげもなく与えられる。

桜の夜に捨てたはずの彼に。



リズムのある生活があって良かった。

無理のないバイト。

無理をしないことは慢性的な苦痛でもあるのだけれど。



いただいた優しいことば達

ずっと飼いつづけたら

信じることより難しいであろう

信じられる自分になれるかな。


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