余光/静山和生
 
      いずれ再起する写像のために肯
            定を繰り返す核の無い芯へ遠の
            く親しさだけを忘れてゆく

            
            曖昧な決壊が
            水浴者を沖へ
            汐の性の中心へ

            
            分銅の均衡が
            溺れる白熱に
            まみえるための            

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