ピース/インフェニティ/
高田夙児
笑って、友は轍(わだち)を踏む
その速度が叶わないまま
私は泣き出している
子どものように
生きていく
ことができたなら
水際で遊んでいる
眼をあけて眩しく
輝く水面の底までみることが
できなかった
掴んでは 落としてしまう
友よ
私たちはいつか 同じ光景を見ていたよね?
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