うつむいて、少し笑う/yozo
もともとから否定していた
きっとそれは意識してたせいで
こうやって考える最中も
絶対知ってるばずなのに
用意のない答えを手探りするみたいに
言葉だけを並べあう
「キミ」と手を伸ばすほらそうやって今
「キミ」と肩に触れるこの感触が
どこか覚えのある湿りけと温もりだとしても
それさえ誰かの受け売りである確率を十分頭に叩き込んで
鼓動を押さえつける
いつまでも
どうすればいいか迷ってる
「キミ」と呼べる事だけはっきりとしてる
近付いた場所は数ミリを残し平行線をたどり続ける
光だけとても眩しい日を選び
残像でキミを塗りつぶしたら
無かったコトに出来るかもしれない
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