荒川洋治を読んでみる(一)『水駅』/角田寿星
 
通りにとるなら、春から秋にかけての緑、かなあ。どこかからの出典があるような気もする。

「知行の風」…支配するという意の知行地と、知り行う、のダブルミーニングだろうね。ま、そういう風なんだ。次連の国境にかるく掛っていると思う。

「むねのしろい水」…むねは棟か胸か。ふつうに読めば棟だけど。

「肱を輓いて」…まーむつかしい漢字をつかうねー。肱はひじ、またはうで。輓はひっぱること。挽歌と輓歌は、同じ意味。

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