お布団干し/
ふたば
昼間のうちに
おふとんの模様いっぱいに
あつめておけば
夜には部屋のなかいっぱいに
少しずつ溶けだしてきてる
ざまあみろ
光をこんなにあつめられるのは
おふとんの他にはないだろう
こんなにも生活を讃えてくれる
匂いなんてないじゃあないか
ひとりだってかまわない
深呼吸したあとで
どぼんどぼんと
飛び込んでやるのさ
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