緋色の季節/ajisai
 
山の端を染めるは緋色

茜より深くより味わい深げ

もう日が沈むのか

今日という日をだんだんと短く感じていく

山の緑はまだ色を変えない

でも夕暮れの山の端の色は

まるで紅葉した樹木のよう

もうすぐ山も色を変えていくのだろう

刻々と日は巡り季節も巡る


戻る   Point(4)