脱兎するインデント,{+}過ぎるシビア/人間
隠者のような断り書き「ずつと見てゐて
真っ赤な碁盤
指された後手三七ガングリオン成りビショップ
(受動詞は常に感謝している)
汗とアセテートを握る昆布
学ぶ目さっきの決断ジョッキの中コートの裏地
抵当に入って繁盛ですか。緊縛の血筋でした。
尻を蹴って談合ですか。金看板の論旨でした。
牛乳瓶の嘶きから亡命国の麩菓子まで繋げて「貴方だけの私生児になれたら、良かった
生年
お名前
四拾万ジュールの虚構を竹に流すと晩夏が吹き荒ぶ、夜から
銀板被る婦人
海老反り特急
耳から音に架かる小さい橋に色墨流す
(習慣の端末は常にナマコのアヌスに繋がっている)
純朴には
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