天気予報は雨のち晴れと成れず/whipporwill
雨に打たれた
僕を罵倒する無数の詠みたいだ
痛みは感じず
冷たさだって残っちゃいない
無意味な落下風景
これが罪だと僕が呟く
誰にも知られていない僕だけの罪
穢れた雨じゃ禊にならない
この身を削いでもまだ足りない
なにをしても赦されない
只々無為な、償いにもならない自虐的感傷
地面に転がった笑い顔の照々坊主が
僕の中身を強く嘲る
悲しいと思った
苦しいとも思った
恨めしいとさえ思った
けれどもその全てを、僕は何も感じていない
また繰り返し
うんざりな堂々巡り
いつまで経っても変革は訪れず
どれだけ待っても助けは来ない
どれだけの時間を独
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