窓の外の鳥/月山一天
 


気が付けば
今日の昼はとてもさむい

一羽の黒い鳥が
窓の外で縮こまっているのが見える

「じゃあ、これが最後だね。」

携帯の奥、
凍るような一言

中々出ない一言を振り絞る

「うん。」

「ツー ツー ツー。。。」
無機質な音に沿って
涙が流れました

目を上げると
窓の外にはまだ
寒そうな鳥が一羽
佇んでいました............


次の朝

窓の外には
2羽仲の良さそうな鳥がいました
なんだか
とても、
とても

寂しい気がしました




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