うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこ、じゃここは?まんこ!きゃはっ!みたいな.../土田
 
ぼくは洋式便所より
和式便所のほうが踏ん張れていい
和式便所よりぼっとん便所のほうが
うんこの残臭がなくていい
つまり詩というものがこわくてたまらない
書かなくても良いのに書けなくても良いのに
ぶきっちょなぼくはぶきっちょに詩と言う
うんこの残臭みたいな
ぼくの詩風に囚われて人の言葉に囚われて
ぼくの生活に囚われて人の思惟を思い浮かべては囚われて
真実と嘘なんてどうにでもなる
ぼくは洋式便所より
和式便所のほうが踏ん張れていい
和式便所よりぼっとん便所のほうが
うんこの残臭がなくていい
ただもう一度残臭のない詩と
「始めまして」の挨拶がしたい
それもまた
そしてまた
それでもまた
続く表現
どこかになにかに
伝わらないものなど
とりあえず今の宇宙にはなくて
それも忘れてまた明日
ぼくはアパートの洋式便所に
またがりうんこをし
残臭を嗅いで暮らすんだろう
ただ知らないだけな日々を
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