ちゃぶ台を囲んで/atsuchan69
んやないか
「けど、お互い本気やし
それから暫く、父ちゃんは黙ってビールを飲んだ
母ちゃんは大皿の鰹を小皿にとりわけながら、
「ちゃぶ台、ひっくり返さなんだナ、父ちゃん//
と云う、
「あほ。ワシは星一徹か!
「知っとる、それ『巨人の星』やろ?
すかさず僕はフォローする
間もなくテレビで懐かしの歌番組がはじまった
姉ちゃんは、ナントカ明菜にどこか似ている
僕はすこしばかり寂しい思いに駆られた・・・・
「姉ちゃん、もうじきこの家に居らんようになるんやろ?
「ああ、たぶん・・・・な
「ほな、姉ちゃん。今晩一緒に寝てや
「ええよ。でもへんなとこ触らんといてナ
夕食のあと、卓袱台をかたづけて
僕と姉はこの狭い居間に布団を敷いた
もちろん、姉弟なので )))
――オッパイくらいは触らせてもらった
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