恋/
ミーナ
そんな目でみないで
奥にしまいこんだ「ぼく」を暴く
凶暴で柔らかな力
その手をはなして
祈りを捧げる清らかな手は
時に花を握り散らす
その影をふまないで
いじらしく動く足跡は
新しい波紋をつくりだす
その名をよばないで
くすぶっていた芽に新しい自我をともすから
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