夢をみるソラ/yozo
 


ボクの
頭に広がった同じ名を持つ姫の壮大な恋愛活劇に対する期待やそれってドーよ?なヒーローへの不満轟々の言葉も

真っ青な
空に昇天しちゃうよーでボク等は土手に寝転がって必ずと言っていーほどにポカっと口を開けてしまう

そして
ソラはやっとボクに「おはよう」と思い出したように言うボクも言う「おはよう」



そんで思う
もしも
この真っ青な空の先にあるって話の宇宙
そこにはもう
ボク達の回る青い豆粒星1つしか本当は無く
アポロもUFOもニュートリノも夜になるとゴチャマンと光る星も
すべてが暗闇の見せた夢物語で
ボク達は最初で最後の生命であったとしても



ボクが
夢見るのはソラがいつまでも隣とか前で興奮気味に話しまくる図だったり真っ黒い目の奥にピカリ写りこむ係がボクになればいーなぁなんて野望なので

ソラが
ぼんやり眺めるボクの視線を気合いの無さと受け取って喝を入れるのも無理はないとは思うのです

そろそろ
マフラーと手袋持参は許してよお願いしますってソラ
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