/壱木
 
   歯の奥のおくでしゃりり と
   こんぺいとうが 鳴った。

   まだよるは足元で
   ゆっくり呼吸している

   震度一のゆれが
   じんわり腕をつたって
   すこしながくなった闇に
   そっと
       溶
      け
         る

           そんな


    午前、二時。
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