半透明の王女のためのパヴァーヌ/クリ
グシケンヨーコーとゲッベルスは怪獣ではありません
龍のギドラがこのお話に関係があるかどうかは
まだこの時点では判然としていません
ひょっとしたら後で出てくるかも知れませんが
もし出てこなくてもがっかりしないで下さい
さて半透明の王女のお話です
彼女がとても困っていたのは半透明であることでした
透明なら諦めもつきますが、半透明は始末に負えません
どのくらい始末に負えないかと言いますと、それはそれは
半透明になった人でないと分からないほどの始末のなさで
どのくらいと問われてもだれ一人分かりませんでした
ここで生体の半透明性に係る物質特性を云々しようとしたら
非常にあれですし、
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)