こいごころ/玉兎
 


あめあがりの

まちはしっとりして

やさしい

のうたんが

ひろがっていた

きみはときおり

みずたまりに

ぱしゃん、としずくを

はじけさせて

とおりすぎては

あまみずを

まよわせた

そのはもんは

みたことのないいろで

わたしをえがいた



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