ラブレターfrom地球/馬野ミキ
 
詩を書きたいと思ってて
座って何も浮かばないでいる
君はUFOに乗ってランチを食べながら
友達たちとおしゃべりをしていているね
君の笑い声が一番楽しそうに聞こえてくる
他の女の子たちとは、まるで別。
僕はロケットペンシルを鼻の下に挟んで瞳を閉じる
そうして静かに君の笑顔を創造する
立ち上がってベランダの窓を開けて君を遠くから見つめる
まるで地球の僕には気付いてくれそうにないね。
戻る   Point(3)