暗き夜を駆る騎手たち/
白雨
詩から詩へ
嘘から嘘へ跨る騎手よ
赤い玉の降りて花咲く日曜日
快楽は天に輝くよ!
汝が股の下
海の底深くにある真珠こそ
暗き夜に沈める宝、
死して勝ち取れ!
あるはまた、
地上で絶望せよ!
しかし汝がまだ、
その緋色の馬より降りたくないならば・・・・・
馬を駆るより仕方がない、
汝が力、
すべて緋色の馬に注がれる
その緋色の馬は
汝を墓場へ連れてゆく
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