磁/灰/静山和生
 

            裸上 のあざやかな

            骨灰の 白く」

            腕、

            薫る

            鎖された水の辺へ」

            鉱石をめぐる

            一滴

            落ちか かる 雫

            の予兆、が 落体し」

            舌尖に 猛る

            踏みだす 踵の

            滑らかな 軌跡」

            迂回路を晒す

          
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