黒の葬列/
暗闇れもん
黒色の水に吸い込まれていく
手慰みに遊んだおはじきにも無かった色ね
吐露した言葉に
文字に
白い世界は穢されていく
黒衣のおばが漏らした遺産の話
黒という色がおばを穢していたのか
吐く言葉が全て
蒼白な父を穢すように降り積もっていく
去っていく穢れた黒、穢れたおばと共に
形だけの言葉を残して消える、黒の葬列
頬を流れる涙があれば
この内に出来た黒い気持ちを消せるだろうか
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