【 礎 】 - いしずえ -/豊嶋祐匠
 





たとえ

それが

薬を握った罪であろうと

嘘の末の哀しみであろうと



君が

国境を越えて

生きようと思うならば

この地球の

全ての鉱物と生命を使って、進め






そこに

在る物を

手に取る是非は、問題じゃない






君が

誰から

何の為に

何をするつもりで

与えられたのかが、その価値と正当性を決める












それが



君の礎と成るならば



何も恐れず生きて行けよと、僕は讃える。
 
 
 
 
 
 
 
 
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