哲学/ウデラコウ
事な大事な哲学を
片手で掴んで どこかあたしの見えないトコへと放り投げてしまうの。
そうすると この世の終わりのような哲学と共に奈落へ沈もうとしていたあたしの心はみるみる軽くなって
あなたのケラケラという笑い声が とても心地よく感じられるようになるの。
またきっと。この世の終わりを告げる哲学は
きっとあたしの前に立ちはだかるわ。
そして、きっと同じように あたしはそれと一緒に 沈もうと思うわ
でも
そうしたら思い出すの。
あなたの言葉を。
きっと気付けるはずだから。
「この世の終わりを告げる哲学」は答えのない
ただの言い訳だと 負け惜しみだと。 だから
答えなど一行に見つからないのだと。
本当の哲学は必ず、 乱れに乱れた 糸の中に 1つ
金色の絹がまざっているのだと。
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