まぶしい世界/ぽえむ君
 
季節を感じるその朝は
高く射しこむ光を返し
満ち溢れるまぶしさに
心湧く世界を誘う

茎は陽の角度に合わせ
その高さは届くように
葉は大きく広げ
近くに住む虫たちに
憩いの場を与える

花は陽の顔を見つめ
その顔の真似をした花が
あたり一面に誰がそっくりかを
互いに競いあうように
笑みを浮かべながら並ぶ

鳥はさえずり
虫は舞い
小さな動物が踊り
せせらぎがきらめく
そこはまぶしい世界

季節を感じるその朝は
光に包まれる
そこはまぶしい世界
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